岸田首相の“勉強会”という名の政治資金パーティーは「ぼったくりバー」より酷い
大規模な政治資金パーティーは勉強会と言えるのか――。岸田文雄首相(66)が11月29日の参院予算員会で発した答弁をめぐり、ネット上で疑問の声が出ている。
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政治資金収支報告書によると、岸田首相の政治団体「新政治経済研究会」は22年中に1回の収入が1000万円を超える政治資金パーティーを6回開催し、約1.5億円を集めていた。
2001年1月に閣議決定された国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範では、政治資金の調達を目的とする大規模パーティーの開催は自粛すると規定している。
このため、参院予算委で質問に立った杉尾秀哉議員(66)は「総理は自分でも収入が1000万円以上の特定パーティーをやっている。(しかも)回数が(他の閣僚に比べて)突出している。(これは)大臣規範の特定パーティー自粛に違反しているのではないか」と迫ると、岸田首相は「政治資金パーティーに分類されるもの」と言いつつも、「総理就任前から続けて来た講師を招いた勉強会」とし、さらに「大臣規範等の関係で言うならば、大規模なものに当たるかどうかは各大臣が適切に判断すべきものであると考えている」と答えた。