NYタイムズ「行くべき旅行先」3番目に山口市が! 昨年2番目の盛岡市は絶大な集客効果
■地価も上がってウハウハ
昨年1月、同特集でイギリス・ロンドンに続き、2番目に取り上げられた岩手県盛岡市はどれだけの効果があったのか。
盛岡市の人気観光スポット「岩手銀行赤レンガ館」の来訪者は、22年の約6万人から、報道後の23年は約18万人と3倍増。ちなみに、コロナ禍前の19年は約7万7000人だった。
「来館者数は今までにない増加でした。町を歩いていても、たくさんの外国人観光客を見かけるようになりましたし、同様に日本人観光客も増えました」(広報室担当者)
市内の宿泊者数も22年の84万731人(1~11月)から23年の同時期は99万1089人と17%増だった。移住相談も激増。22年の盛岡市への相談件数は188件だったが、23年は396件と2.1倍に膨らんだ。
「一部、外国人からの相談もありますが、ほとんどが日本人です。記事をきっかけに興味を持って、お問い合わせいただいたと思います」(市都市戦略室)
地価も上がった。23年7月時点の盛岡市の住宅地の地価は、3.2%上昇した(22年度は1.4%増)。