つばさの党・黒川敦彦代表の正体は“陰謀論の総合商社” 警察は異例体制、選挙妨害容疑で逮捕

公開日: 更新日:

キワモノ運動団体に自分の活動を手伝わせるのが常套手段

 22年からは「20年に亡くなった俳優の三浦春馬さんは自殺ではない」とする陰謀論集団にも合流。デモに参加し、昨年は三浦さんの所属事務所アミューズの株主総会会場前でも自ら街宣した。

 同じ頃、黒川氏は「新しい国民の運動」と称し、渋谷の旧統一教会本部を数百人で包囲し「統一教会はCIA!」と叫んだり、公明党前や幸福の科学施設前での抗議街宣も実施。これには、反ワクチン、三浦春馬勢、スピリチュアル信奉者、さらには「在特会」などのヘイトスピーチ活動に参加していた人種差別活動家まで相乗りした。

「先月の補選でも、三浦春馬デモの参加者が根本容疑者(=良輔候補)のチラシを配っていた。理解を得にくいキワモノ運動に首を突っ込み、そこにいる人たちに自分の活動を手伝わせるのが、黒川氏の常套手段。今回一緒に逮捕された杉田勇人容疑者は創価学会から集団ストーカーされていると主張していて、それに黒川氏が興味を持ったことで一緒に活動をするようになった」(ちだい氏)

 捜査2課はつばさの党のカネ回りに関心を寄せているとの情報もある。いよいよ「黒川らの集団」はおとなしくなるだろうか。

(藤倉善郎/ジャーナリスト)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係