「お休みいただいております」はどこがダメ? 会社の“ウチとソト”よくある間違い
このような場合は「お伝えします」ではなく、「申し伝えます」が正解です。
また、「部長」などの役職名も敬称にあたりますから、社外(ソト)の人に対しては「△△部長」ではなく「部長の△△」または「△△」とします。
同じように、電話で伝言を頼まれた場合も──。
×「承知しました。△△課長にお伝えしておきます」
〇「承知しました。課長の△△に申し伝えます」
のようにします。
【例2】電話で、名指し人が休んでいることを伝える場合
×「申し訳ありません。△△は本日お休みをいただいております」
〇「申し訳ありません。△△は本日休みを取っております」「申し訳ございません。△△は本日休んでおります」
「お休みをいただいております」、この表現もよく耳にするのではないでしょうか。何がいけないのか具体的に見ていきましょう。
まず、自社の社員が休んでいることを伝えるのですから、「お休み」の「お」はいりません。さらに、「いただいております」の「いただく」は「もらう」の謙譲語です。これでは休みを許可した会社(ウチ)を高める言い方になってしまいます。