都知事選候補者56人全員を取材した畠山理仁氏に聞く 「無頼系独立候補」たちの注目政策

公開日: 更新日:

 史上最多56人が立候補した東京都知事選(7月7日投開票)。自らのポリシーを貫き、すでに全候補を取材し、公約や目的、言い分を聞いたのが、この人だ。大型選挙は「政策の見本市」。無名候補も公平に扱い、「無頼系独立候補」と呼ぶフリーランスライターの畠山理仁氏に注目に値する政策を聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 今回のトレンドは「ベーシックインカム」です。全ての都民に一律の金額を恒久的に支給する基本生活保障制度のこと。支給額は違えども、一般社団法人理事長の牛窪信雄氏(51)、自営業の後藤輝樹氏(41)ら複数の候補が訴えています。

子ども給付金」も多くの候補が掲げています。例えば映画プロデューサーの澤繁実氏(47)は「15歳までの子に毎年100万円、3人いれば300万円」と主張。そして毎回、誰かが持ち出すのは「江戸城再建」です。2012年の都知事選では現参院議員の松沢成之氏が打ち出し、今回は合同会社代表の古田真氏(77)ら複数の候補に受け継がれました。

「東京一極集中の是正」を掲げる前安芸高田市長の石丸伸二氏(41)が話題です。しかし、14年から連続4度目の都知事選挑戦となる農業の内藤久遠氏(67)は「東京一極集中の是正」を最初からずっと訴え続けています。「公営」の人材派遣組織を開設し、地方の農村にあっせんして農業を支援するという具体策も一貫して示しています。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  2. 2

    シニア初心者向け「日帰り登山&温泉」コース5選 「温泉百名山」の著者が楽しみ方を伝授

  3. 3

    斎藤元彦氏猛追の兵庫県知事選はデマと憶測が飛び交う異常な選挙戦…「パワハラは捏造」の陰謀論が急拡散

  4. 4

    兵庫県知事選「頑張れ、斎藤元彦!」続出の異常事態…まさかの再選なら県政はカオス確実

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    別の百条委メンバーも兵庫県知事選中に「脅迫された」…自宅前に県外ナンバーの車、不審人物が何度も行き来、クレーム電話ひっきりなし

  3. 8

    悠仁さまの処遇めぐり保護者間で高まる懸念…筑付高は東大推薦入試で公平性を担保できるのか

  4. 9

    異様な兵庫県知事選の実態…斎藤元彦氏の疑惑「パワハラは捏造」の臆測が急拡散

  5. 10

    「資格確認書」利用で窓口負担増の“ペナルティー”を政府検討 露骨な格差に識者も怒り露わに会員限定記事

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動