外資系通販の大型倉庫では商品「万引」防止のために持ち物検査が厳しい

公開日: 更新日:

 持ち込み可はメモ帳やリップクリーム、メガネ、薬など。ただし、メモ帳はポケットに入る小型サイズ、リップクリームは無色透明に限る。

 薬は医師の処方箋で買ったものはいいが、バファリンのような市販薬はNGだ。メガネは途中で外したり、持ち上げて前髪にかけてはならない。お茶などのペットボトルはシールをはがす。「箱から抜き取ったのでは、と疑われないためです」と山下さん。

 持ち込み不可はイヤホンや電動歯ブラシ、メガネケースなど多岐にわたっている。補聴器やペースメーカーは事前に申告しなければならない。制服がないため自前の服装で働くが、ジャージーのような伸縮する素材は機械に巻き込まれる恐れがあるので禁止されている。

 入館時の手荷物検査も厳しい。空港と同様にカバンを開いて中身を見せ、金属探知機を通るのがルールだ。

「以前、中高年のバイト男性が検査にうんざりして『チッ』と舌打ちしたんです。そのことが検査員から報告され、その日のうちに解雇になりました」


 さすがは外資。反抗的な者には厳罰を科すわけだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…