兵庫・斎藤知事「疑惑告発文書問題」東国原英夫氏も言及、なぜ「ハラスメント防止指針」機能しなかったのか

公開日: 更新日:

■斎藤知事は「ハラスメントのない職場環境づくりが大切であると認識」と答弁していたが…

 そうした取り組みの中で最悪の事態が起きてしまったわけだが、渦中の人となった斎藤知事も6月10日の定例会でパワハラなどについてこう答弁していた。

「職員が能力を最大限に発揮するためには、風通しも良く、ハラスメントのない職場環境づくりが大切であると認識しております。県では、ハラスメント防止指針を策定し、ハラスメントの防止に関して、所属長と職員の責務を明確にしております。役職段階ごとに実施される研修等において、繰り返しハラスメント防止のための意識の徹底と注意喚起を行っています」

「ハラスメントの相談先として、所属長はもとより、各部の総務担当課や職員相談員のほか、人事課への直行メールや公益通報窓口も職員に周知しており、職員が相談しやすい相談先や相談方法を選択できる環境を整えております」

 知事が「ハラスメントのない職場環境づくりが大切であると認識」し、公益通報窓口が職員に周知され、相談しやすい相談先や相談方法を選択できる環境を整えていたのに、なぜ事件は防げなかったのか。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    泉ピン子が終活をやめたワケ「渡る世間は(水原)一平ばかり!」スペシャルインタビュー

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在

  5. 5

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  1. 6

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  2. 7

    イスラエルにあなたの年金が流れていく…厚労省「ジェノサイド加担投資」引き揚げ“断固拒否”の不可解

  3. 8

    坂本花織の世界選手権66年ぶり4連覇に立ちはだかる…国際スケート連盟の「反トランプ感情」

  4. 9

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  5. 10

    公表された重点施策で露呈…JR東海の株価低迷と時代遅れの収益構造