兵庫・斎藤知事「疑惑告発文書問題」東国原英夫氏も言及、なぜ「ハラスメント防止指針」機能しなかったのか

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■斎藤知事は「ハラスメントのない職場環境づくりが大切であると認識」と答弁していたが…

 そうした取り組みの中で最悪の事態が起きてしまったわけだが、渦中の人となった斎藤知事も6月10日の定例会でパワハラなどについてこう答弁していた。

「職員が能力を最大限に発揮するためには、風通しも良く、ハラスメントのない職場環境づくりが大切であると認識しております。県では、ハラスメント防止指針を策定し、ハラスメントの防止に関して、所属長と職員の責務を明確にしております。役職段階ごとに実施される研修等において、繰り返しハラスメント防止のための意識の徹底と注意喚起を行っています」

「ハラスメントの相談先として、所属長はもとより、各部の総務担当課や職員相談員のほか、人事課への直行メールや公益通報窓口も職員に周知しており、職員が相談しやすい相談先や相談方法を選択できる環境を整えております」

 知事が「ハラスメントのない職場環境づくりが大切であると認識」し、公益通報窓口が職員に周知され、相談しやすい相談先や相談方法を選択できる環境を整えていたのに、なぜ事件は防げなかったのか。

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