本当にはた迷惑…岸田首相「視察」という名の選挙運動 「血税」私物化しせっせと総裁選対策
警備強化で商店街の客を締め出し「練り歩き」
山梨は宏池会(岸田派)ゆかりの地。かつて会長を務めた堀内光雄元総務会長の地盤で、現在も岸田派の所属議員の選挙区が多い。岸田派の夏季研修会は富士吉田市で開くのが恒例だった。
そんな「安全地帯」での初視察に味を占めたのか、岸田首相は全国行脚を本格化。山梨を除くと訪問先はいずれも2021年の総裁選で、獲得した党員票が河野デジタル相を下回った地域ばかり。わざわざ足を運び、票固めに必死なのだ。
「現職総理の来訪は、必ず地元の地方紙が大々的に報じますからね。地方の党員も悪い気はしません」(ある地方党員)
調子づいた岸田首相は千葉・佐倉市の商店会でナント、「練り歩き」まで敢行。安倍元首相の銃殺やトランプ前米大統領の銃撃などを受けた警備強化のため、一般客の立ち入りは禁止となったが、不測の事態が起これば警察幹部のクビが飛ぶ。客を締め出してまで練り歩く必要があるのか。誰にとっても、はた迷惑だ。
一方で岸田首相は来年度予算編成の本格化を前に、7月22日には広島県、29日は熊本県と山口県議会、同じ日に千葉県から、それぞれ必要予算確保の「要望書」を官邸で受け取った。千葉以外の3県は、前回総裁選の党員票で岸田首相がトップだった地域で「俺に味方すれば、いいことあるよ」というニンジン作戦にも映る。
岸田首相の総裁選対策は全て血税が財源だ。“国費いただきオジサン”の好き勝手な選挙活動を許してはいけない。
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候補者乱立が囁かれている自民党総裁選。安倍派100人を裏から牛耳ってきた森喜朗元首相が、「ポスト岸田」に浮上している小泉進次郎の「後見人」として暗躍しているという。
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