乗り換えorプラン変更?通信料金見直しのツボ…ドコモ「ahamo」、Yモバが実質値下げ
スマホ各社が相次いで通信料金の実質値下げに踏み切っている。ドコモのサブブランド「ahamo(アハモ)」は今月から月額料金は2970円のままデータ容量を20ギガから30ギガに増量した。これに対抗するのがソフトバンクのサブブランド「Y!mobile(Yモバ)」だ。来月1日から増量オプションの追加容量を5ギガから10ギガにアップ。いろいろなものの価格が値上がりする中、通信料金の値下げはうれしい。そこで、各社の通信料金の違いをチェックしてみよう。
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Yモバの改定プランは、20ギガまで利用できる「シンプル2M」(月額4015円)と30ギガまで利用可能な「シンプル2L」(同5115円)が対象で、「データ増量オプション」の容量を5ギガから10ギガに増やす。増量オプションは月額550円だが、7カ月目までは無料だ。
「シンプル2M」のユーザーが増量オプションに加入して、「おうち割光セット」の割引1650円やPayPayカード割187の適用を受けると7カ月目までは月額2178円で30ギガを利用でき、8カ月目からは同2728円。
業界のガリバーのドコモはサブブランドでアハモを展開している。その月額料金は30ギガまで2970円。今回、Yモバが打ち出した増量オプション込みの価格で各種割引が適用されると、8カ月目以降もアハモを242円下回る。Yモバの新価格がアハモを意識しているのは明らかだろう。
さて、ドコモ、ソフトバンク、auの3大キャリアーとそのサブブランド、そして楽天モバイルの通信料金をまとめたのが〈別表〉だ。これを見ると、3大キャリアーの月額料金は通信容量3ギガで5000円前後。3ギガを超えると、auのみ5000円以下だが、ドコモとソフトバンクは7000円を超える。かなり高い。
一方、楽天や3大キャリアーのサブブランドは通信容量ごとに料金が設定されている。30ギガで2000~3000円ほどだから3大キャリアーよりかなり安い。