話題を集めた横浜・上永谷のリュウゼツラン 跡地を訪問してみた!
「ワイドショーで取り上げられたこともあり、日が経つにつれギャラリーが増えていった。伐採数日前からは、正直、うるさくてしょうがなかった」
一方、伐採されたことについての感想は、「特段、ない」と断じるのだった。
「跡地」の取材を終えて次に向かったのは横浜市港南図書館。ここには伐採後のリュウゼツランの一部が標本として展示されている。
案内をしてくれたのは、図書館の鈴木裕子館長。フロアの一角に置かれていたのは直径20センチ、長さ70センチ、重さ7.8キログラムのリュウゼツランの茎の一部だ。他にも、開花したあとに成った実に加え、茎の一部の断面から染み出てきた液体が固まってできたビーズ状の物体の展示もあった。
リュウゼツランの展示を行っている理由として、「図書館では、地域でその時々に流行っている本についての情報はもちろん、それ以外の情報であっても新鮮な情報であれば常に取り上げていきたいと考えております」と語る鈴木館長。横浜市港南土木事務所の担当者がリュウゼツランを切るその瞬間を目にしたといい、「台風10号が迫り来る中、適切に処置されたと思います」と話した。展示ではリュウゼツランが伐採される際の映像も公開されており、曇り空の中、高所作業車に乗った担当者が8.5メートルまで育った茎を上から切り分けていく様子を見ることができる。