オリオン 小西靖宏社長(3)コカ・コーラ社から販売中止を求められた「10年訴訟」に勝利
ミニコーラの訴訟経験は、その後の商品開発にも生かされることになる。
「電子たばこ『アイコス』に寄せた『マイコス』も、実はフィリップモリス社から内容証明郵便が届いて怒られました。まずは“このことをニュースにしたら売れる”と思いましたが、やはり裁判は時間と費用を要します。そこでマイコスに関しては、『myQOS』から『myCOS』にロゴを変更し、混同を避けるように工夫して納得していただきました」
ミニコーラが入った「アイスクリーム」、ミニコーラとココアシガレットの香りのする「お線香」などなど、巨大企業との対立経験を生かし、異業種企業とのコラボも展開している。
「『オリオンやったらやってくれるんちゃうかな?』と思われているのか、どんどんいろんな会社からメールが来るんですよ。これからもコラボやパロディーで笑いありの商品開発を目指したいですね」
■インバウンドの観光客にも人気
不景気の今も、駄菓子ビジネスは順調に伸びているという。
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