AKOMEYA TOKYO 山本浩丈社長(2)1999年にダイエーを離れ、スターバックスに転職
「地区マネジャーの仕事は、一種のコンサルのようなものです。ですから、いろんな経営管理ツールを使ったり経営者本を読み漁ったところ、稲盛(和夫)さんのアメーバ経営に行きついた。そこでアメーバ経営をさらによく知る意味もあり、入社しました」
しかし3年後、再びスターバックスに戻る。
「当時の日本のスターバックスは、米スターバックスとサザビーの合弁会社でした。そして現在サザビーリーグの角田良太社長は、最初のスターバックス時代、ずっと上長でした。その彼から戻ってこないかと誘われたのです」
2度目のスターバックスでは「リージョナルディレクター・オブ・オペレーション」という100店舗ほどを統括するポジションにつき、さらに企画本部長となる。企業として大きく成長していたが、山本には物足りなさもあったという。
「戻った時、守りに入っていると感じました。指示待ち人間が多く、自由さがなくなっていた。そこで創業者のシュルツが来日した際、その話をしたのですが、彼は自らのスピーチの冒頭で『break the rule』と叫んでくれたのです」