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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

訪日客は過去最高ペース…大阪・関西万博も外国人が盛り上げるのか

公開日: 更新日:

■5年5月の訪日外国人は362万人に

 海外来場者約350万人を1カ月当たりにすると約58万人、この5月の訪日外国人に単純加算すると25年5月の訪日外国人は362万人となる。関西圏(大阪、京都、奈良、兵庫、滋賀、和歌山)のホテルは、フル稼働、交通機関も小売店も売り上げアップである。

 政府は「25年までに19年水準(3188万人)を超える」との目標を掲げており、達成も濃厚となったようだ。この「大阪・関西万博」景気に便乗、裏金問題なども忘れられ、政府与党の支持率も上がり、その時の自民党総裁は、早々に解散総選挙を探るだろう。

 足元、東京都知事選挙は国政選挙の試金石ともみられ各党とも全力である。人の移動は景気にプラスだ。

 上場企業の株主総会が連日開催されている。議案に物言う株主の存在感も目立つ。他方、多くの有権者にとり、利害が直接影響しない主要選挙では、投票率が過半を割り込む場合が多い。国内では進歩的な有権者が多いと思える大都市。東京の知事選挙が株式市場へ与える影響は不明だが、有権者は高齢化している。7月7日投開票日の天候も重要である。

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