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真保紀一郎経済ジャーナリスト

フジドリームエアラインズ(下)静岡を元気にしたい…地元企業の夢が結実したが課題は多い

公開日: 更新日:

 しかも競合がないので収益率は高い。今夏は昨年より6割以上多いチャーター便を予定しており、それにより収益を伸ばすという。

 そしてもう一つがコードシェア便の拡充だ。FDAはJALから路線を引き継いだこともあり、すでにコードシェアを行っている。そして昨年、鈴与グループがANAと関係が深いスカイマークの筆頭株主になった。これにより接点が生まれ、すでに乗継便などでの提携が決まっている。

 大手航空会社にとって、ローカル線は収益を上げにくい。それを専業航空会社と組むことでウィンウィンの関係を築こうとしている。

 これが実れば、FDAの集客力や生産性は大きく向上する。

 FDAは、地方を元気にしたいという、地方企業の夢が結実した会社だ。その一方で現実は厳しい。

 夢が現実を乗り越えることができるか、正念場を迎えている。

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