西村前経産相が「裏金スキーム」継続主導か…事務総長時にキックバック中止の方針撤回で決着
池田佳隆、大野泰正両議院を立件へ
自民党派閥のパーティー裏金事件で、東京地検特捜部は安倍派所属の池田佳隆衆院議員(57=比例東海)と、大野泰正参院議員(64=岐阜選挙区)を政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)容疑で立件する方針を固めたもようだ。6日の毎日新聞が報じた。
公訴時効(5年)にかからない池田氏、大野氏の不記載額はそれぞれ4000万円超に上る見通し。池田氏も大野氏も任意の事情聴取で容疑を否認しているという。特捜部は昨年末、議員会館にある2人の事務所などを捜索。規正法の不記載、虚偽記載は会計責任者を処罰の対象とするが、両議員と会計責任者の共謀を立証できると判断したようだ。
安倍派には他にも数千万円規模の裏金化を疑わせる議員がいるとみられ、特捜部は立件対象を広げるか検討している。