“壊し屋”前原誠司は次は維新を分裂させる…吉村洋文新代表は彼の異名を知らないのか?

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 昨年は国民民主党を突然離脱、その後の新党結成直後の維新合流で“裏切り者”にもなった。

 その一方で前原は、1993年の初当選以来、政界再編の波に揉まれ、いくつかの政党をさまよいながらも連続当選11回を数える。民主、民進代表を務め、閣僚経験も豊富だ。

 石破茂首相や立憲民主党野田佳彦代表とは肝胆相照らす関係でもある。当選4回以下が大半を占める同党内にあって、キャリア、実力共に共同代表の資格は余りあろう。さっそく、前原は3日の衆院本会議で代表質問に立った。

 昨年の通常国会では国民民主党の代表代行として同じ演壇にいた。さすがにこなれたものだ。評判は上々である。

 折しも躍進著しい国民民主党は、前原のライバルでもある代表の玉木雄一郎(55)がグラドル不倫発覚で役職停止処分を受け、代表質問には若手ホープの浅野哲青年局長を抜擢した。

 代表辞任は避けられないところ。

 政界再編論者の前原にとっては政局をかき回すチャンス到来だが、独善、前のめりが過ぎれば、大阪維新との亀裂は深まる。“壊し屋”たるゆえんである。

(特命記者X)

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