ドラフト目玉 桐光・松井がプロで活躍するための「3つの課題」
この時期もランニング、ストレッチ、投球練習、遠投を週5回はしっかりやってケガをしない体をつくって欲しい。
大学進学の可能性も言われたが、実力があるなら、投手は遠回りしない方がいい。練習内容やトレーニング、プロのトレーナーが付いてくれることなど、環境が全然違うからだ。大学だと連投などの酷使の可能性もある。松井君の即プロ入りの選択は正解だ。
イチロー(ヤンキース)の影響で最近はつくった左打者が非常に多い。だから松井君に限らず、左投手が重宝される。打者は小さい頃から右投手との対戦が多い。見慣れない左投手が有利なのは間違いない。
先日、横浜は秋季神奈川大会で優勝。これから出場する関東大会の出場校中3分の2のエースが左。これには理由がある。まず盗塁されにくい。球威がなくても、スライダーやカーブなどの変化球でストライクが取れれば、センバツまでの時期なら左投手の方が有利。新チームの秋の段階では実戦経験がまだ少ないからだ。
そう考えると、松井君の落差の大きいスライダーは高校生では打てなくて当たり前。課題を克服してプロの打者もきりきり舞いさせて欲しい。