楽天・田中メジャー移籍一転白紙 MLBが「新入札制度」破棄

公開日: 更新日:

 18日に開かれるプロ野球の実行委員会で承認を得て、正式決定するはずだった。

 しかし、MLBが修正案を出すとなれば、作成には数週間はかかる。それを日本野球機構、選手会に伝え、検討して結論を出すとなればさらに時間を要する。その間、大リーグの球団はFA選手との交渉やトレードを進めざるを得ない。となれば田中のメジャー挑戦に影響が出るのは必至だ。

 田中は今季24勝無敗。メジャーでも評価はうなぎ上り。ヤンキースのスタインブレナー共同オーナーは「とても気にいっている。疑いようのない、いい選手」と言えば、ドジャースのコレッティGMも「若くて才能にあふれている。高額な入札による争奪戦になるだろう」と話していた。それだけメジャー球団にとっては魅力のある投手だ。獲得にはダルビッシュや松坂を上回る100億円は必要といわれるほどだ。

 そんな投手の獲得を見送るのも覚悟で日米合意を破棄、修正案を出すというのだから、大リーグ側の怒りが伝わってくるし、修正案が日本側にとって大幅に不利なものになることは十分あり得る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭