DeNA三浦大輔兼任コーチ 「ベテランの技」ようやく解禁
■若手も堂々とアドバイスを求められる
今季からは投手コーチを兼任。若手にとっては「生きた教科書」ともいえるベテランなだけに、練習後に指導を仰ぐ選手も多い。
8年目の高崎健太郎が「タイミングの取り方や上半身と下半身のバランスの取り方などを教わっています」と言えば、5年目の国吉佑樹はこう話す。
「去年までもいろいろと聞きたいことはあったんですけど、当時はコーチじゃなかったですからね。投手コーチがいる手前、堂々と教えてもらいにくかった。三浦さんもコーチに気を使って、僕らにアドバイスをしにくかったんじゃないかと思う。でも、今年からは三浦さんの立場が変わりましたからね。何でも聞けるようになりました」
後輩に慕われているベテランだが、アラフォーなりの悩みもある。
「ジェネレーションギャップは、そりゃ感じるよ。音楽とかドラマとか漫画の話は、もう僕にはわからない(笑い)。まあ、僕が聴く音楽は変わらず永ちゃん(矢沢永吉)だけど。若い選手は永ちゃんを聴かないか?いや、そんなことはないけど……。漫画は選手間で『ワンピース』がはやってる? 僕も娘がいるからまったく知らないことはないけど、ねえ?」