巨人だけが「G難度」を使えてハラ立たねえのか セ・リーグ他球団!
などと同時中継できる実況アナウンサーがいたら驚嘆するが、フジテレビには一人もいないだろう。技の名前が選手の名前でよければ、
「シライ決まったぁぁ!」
で済む。よかったなフジテレビ。
難度を野球に当てはめるとどういうことになろうか? ジャイアンツが持つポテンシャルを「G難度」とすれば……。
■中日は「D難度」、カープは「C難度」
大島とルナさえ抑えれば勝てるドラゴンズには「D難度」。
マエケンにさえ注意すれば勝てるカープには「C難度」。
ブランコさえ抑えれば勝てるベイスターズには「B難度」。
バレンティンやマートンだけ抑えれば勝てるスワローズやタイガースには「A難度」で十分。
いずれにせよ「G難度」を使える球団がセ・リーグにはジャイアンツだけ、というのでは手の施しようがない。
この際、「後方抱え込み3回宙返り2回ひねり下り」ならぬ、「後方二軍選手まで抱え込み2度でも3度でも違う選手を繰り出して前半で勝負を決める試合」じゃ長ったらしいので「ハラ」と呼べばいい「G難度」。
このままでは実況アナならずとも、スポーツニュースのアナから解説者まで楽をする。
「解説のウンジャラさん、今日もジャイアンツはハラで勝ちましたね?」
「他球団としちゃハラ立ちますね」
しっかりせいや、セ・リーグ他球団!