巨人を3タテ 盛り上がる阪神「ベンチ裏」のさまざまな思い
■来季は年俸5億円突破で契約!?
主砲・マートンの働きも見逃せない。打率.500、6本塁打、29打点は堂々の三冠。この3連戦でも、8打数5安打、2本塁打7打点のバカ当たりだった。
「マートンは1年契約で年俸3億5000万円。他球団と比べて高給が取れる阪神で大活躍し、来季も契約できれば年俸5億円突破も夢じゃない。今年は『飛ぶボール』で本塁打も狙えるだけに、モチベーションは高い」(チーム関係者)
正捕手争いも激しさを増しつつある。昨オフ、DeNAから久保のFA移籍による人的補償で獲得した鶴岡が3戦目で先発マスクをかぶって好リードすれば、藤井は2戦目に能見とのタッグで完封勝利だ。関西のマスコミ関係者が言う。
「鶴岡が36歳で藤井は37歳。どちらもあと数年でユニホームを脱ぐ時がくる。今、正捕手の座を手に入れれば当面は安泰だし、新人の梅野が頭角を現してきても『2番手捕手』として40歳を越えてもプレーできるかもしれない。とくに鶴岡は親会社の意向でチョイスされた選手だから、これからの活躍次第ではコーチ就任の目も出てくると思う」(マスコミ関係者)
かくして、阪神は巨人を3タテ。専門家からは「今年のクライマックス」なんて声もあるが、これからも巨人をギャフンと言わせられるのか。