日ハム4番・中田の負傷で気がかりな大谷への“シワ寄せ”
「4番不在」が思わぬしわ寄せになるかもしれない。
15日の西武戦で、日本ハムの中田翔(25)が今季初のスタメン落ち。ヒザの慢性的な痛みに悩まされ、ここ数試合はDH出場が続いていた。
とはいえ、中田がここ2年間でスタメン落ちしたのは昨季、死球で骨折した時くらいのもの。12年も不調やケガに苦しめられながら、シーズン144試合に出場。CSと日本シリーズも含めて全試合に出場している。
中田を一人前の4番に育てるのは球団と栗山監督の間で一致している方針。それを曲げてまで休ませるのだから、ヒザの状態はよほど悪いのだろう。
リーグ最多56打点の4番がいなければ、チームの得点力は半減しかねない。となれば、出番が増えそうなのが「打者」としての大谷翔平(20)だ。なにせ、1試合にホームランを2本も打つ強打者。いくら今季が投手優先とはいえ、打線のことを考えれば使わない手はないし、そもそも栗山監督がどこまで我慢できるか。
この日は1点ビハインドの九回裏2死から中田を代打出場させるという苦肉の策も、右飛に倒れゲームセット。もし、16日が登板日でなければ、それこそ大谷を代打に送りたかったに違いない。
4番の故障で負担増が懸念される大谷。揃ってパンクなんてことにならなきゃいいけど……。