オリ金子で場外乱闘勃発 ソフトB企む“荒業”に巨人が嫌悪感
過去の球界史をひもとけば巨人に節操、規律を語る資格があるかどうかはともかく、金子を巡る「一部球団」の動きに嫌悪感をあらわにしたのだ。
確かに、「移籍後1年でポスティング」という“裏技”が実際に行われれば、海外FA権は形骸化する。米球界志向選手の一つの抜け道として、後に続く選手が出てくる可能性は高い。そうなれば、選手のポスティングを認めない巨人は、今後のFA補強で苦戦を強いられるのは間違いない。
そうでなくても、「補強費は青天井」というソフトバンクの資金力は、巨人には脅威である。
「昨年、広島からFA宣言した大竹寛がいい例です。3年5億円の巨人に対し、ソフトバンクは4年10億円を提示したと言われる。在京志向の強かった大竹は巨人入りを決断したものの、条件では勝負にならなかった。水面下で争奪戦を繰り広げた日本人メジャー選手に関しても、『巨人の2倍出す』というソフトバンクに白旗を揚げざるを得なかった。今後、補強に関してはソフトバンクに太刀打ちできないという危機感はあるでしょう」(日本テレビ関係者)