大島、平田は調停必至 中日・落合GMはまるで球団労組担当
銭闘は長期戦の様相だ。中日の大島と平田は22日行われた年俸更改交渉で、それぞれ1775万円増(7400万円)、1200万円増(4700万円)の提示を拒否。
今季.318の打率を残した大島は、3年連続して規定打席に到達。3度目のゴールデングラブ賞に、球団最多安打記録(186安打)にも並んだというのに、増額分は1年前に減額された1875万円にも届かなかった。同席した落合GM(ゼネラルマネジャー)からは「お前の守備では、オレは使えない」と厳しい言葉まで浴びせられたのだからたまらない。
4番の平田も119試合に出場し、規定打席をクリア。打率.277、11本をマーク。65打点はチーム3位タイ。「金額が変わらなければ納得できない」と激怒している。
2人は2回目の交渉で1000万円以上の上乗せを求めるが、球団は増額には応じない構え。1球団から2人も年俸調停を申請することになりそうだ。
■チームの士気が上がらない心配
年俸が5000万円ともいわれている落合GMは昨年の就任会見で、「現場が頑張っても戦力をつくれなかったらすべて私のところに責任がくるということです。優勝するチームをつくらないと、やる意味がないでしょう」と偉そうに語っていた。ならばBクラスの責任は、編成トップであるGMが最も重い。