プロ野球の「助っ人たらい回し」 日本人選手には弊害だらけ

公開日: 更新日:

 外国人選手が各球団を渡り歩き、日本人選手同様に「国内FA権」を取得すれば、その後は外国人枠から外れる。実際、ローズ(元オリックス)、ラミレス(元DeNA)、カブレラ(元ソフトバンク)、フェルナンデス(元オリックス)らが「日本人扱い」となり、13年にはオリックスが先発メンバー9人のうち、5人を外国人選手(投手ディクソン、野手バルディリス、李大浩、ロッティーノ、フェルナンデス)で埋めたこともあった。

「選手の高齢化が進む今、現在のような助っ人のシャッフルが続けば、外国人選手の日本人扱いは増え続ける。そうなった時、外国人選手に体力、パワーで劣る日本人選手は駆逐されかねない。このままでは外国人選手がスタメンを独占する可能性だってある」とは球界OB。

 スコアボードがカタカナ名だらけになる日も近いか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…