大谷への負担増懸念 日ハム投手コーチが先発争いの停滞嘆く
■元エースも投手陣の状態を心配
こうなると懸念されるのが、大谷への負担だ。栗山監督は「大谷は3年目までは無理をさせない」と話していたが、2年目の昨季は11勝、10本塁打を達成。球団の想像を超えて急成長している。もともと球団は3年目の今季あたりに伸びてくればいいと思っていただけに、指揮官の言う「無理」が前倒しになってもおかしくない。
日ハムのエースだった金村暁氏(評論家)はこう語る。
「まだ開幕1カ月前だし、先発候補も頭数はいる。彼らの状態が上がっていないというだけですからね。それでも今のような状態が続くようなら心配です。大谷は開幕投手の上、『他の先発が信用できない』となれば、より責任を感じるでしょう。エースには連敗ストッパーという役割も求められることがある。これも責任重大です。しかも大谷は二刀流。ピッチングのことばかり考えていればいい、というわけでもありませんから」
シーズン中も先発陣が不甲斐ない投球を続ければ、大谷はパンクする。