森脇監督更迭も現実味…オリに降りかかる“魔の12年周期”

公開日: 更新日:

 残る選択肢はそう多くない。

 開幕から約2カ月で借金が「13」にまで膨れ上がっているオリックス。昨季の交流戦巨人ソフトバンクに次ぐ3位とあって、今季も巻き返しに淡い期待を抱くが、ここでもこければ現実味を帯びるのが森脇監督の更迭だ。

 オフにバリントン、ブランコ、小谷野、中島ら大物を次々に獲得。その費用は「総額30億円」ともいわれたが、開幕直後から故障者の続出で低迷。4月中旬には一、二軍の打撃コーチの配置転換を行ったものの目立った効果はなし。さる24日には今季2度目となる一、二軍バッテリーコーチの入れ替えも発表された。これで打開できなければ指揮官が責任を取るしかない。

「宮内オーナーはすでに森脇監督の更迭に備え対策を立てているといわれています。そのひとつが福良ヘッドコーチの監督代行です。大型補強の失敗もあって、今さら大金をはたいて大物選手を取ることはできないし、シーズン途中で新監督を擁立するのも難しいですから」とはチーム関係者。

 くしくもオリックスは12年周期で大きな動きが起こる「伝統」がある。 03年は今季同様、大型補強を行いながら、開幕から低迷。当時の石毛監督が4月に電撃解任された。その12年前の91年には40年以上使用した西宮球場からグリーンスタジアム神戸に本拠地を移転。同時に、チーム名を「ブレーブス」から「ブルーウェーブ」に変更している。

 いろいろな意味で交流戦のオリックスからは目が離せない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動