巨人ドラ1候補に「東北の大学生2投手」急浮上の舞台裏
「去年、(巨人の)スカウトは『今年はいい投手が少ない』って言ったんだよ。でも大瀬良(広島1位)が10勝以上? 又吉(中日2位)とかヤクルトの秋吉(3位)、三上(DeNA4位)もそう。いい投手がいるじゃないか。2年前の小川(ヤクルト=12年2位)とか。うちのスカウトは何を見てるんだってね」
今季は2位・戸根、3位・高木勇が一軍で活躍しているが、もし使い物にならない選手を指名したら、スカウトへの風当たりはますます強くなる。他球団はこう指摘する。
「最近の1位は11年の菅野(日本ハム入団拒否)、13年の石川(ロッテ)と、いずれも2分の1の確率の抽選を外した。外れ1位は11年は高校生左腕の松本竜、13年は社会人捕手の小林。外れ1位勢が文字通り、“外れた感”があることで、かつては1番人気の選手を堂々と指名する球団方針だった巨人が、他球団の動向を気にしながら、昨年の岡本のように『一本釣り』を狙う方向に変化がみられる」(前出スカウト)
こうして1番人気の高橋からベタ降りし、確実に東北の大学生投手を一本釣りする可能性が急浮上しているのである