プロ野球選手、十人十色の怒り方
大リーグ、ツインズのトリー・ハンターが10日のロイヤルズ戦で投球の判定に猛抗議して退場を宣告され、猛り狂って身に着けていたプロテクター、手袋、ついにはユニホームまでグラウンドに投げ込んだそうだ。
レッドソックスのデビッド・オルティーズも以前、同様に主審に猛抗議して退場処分を受けた際、腕に巻いていたプロテクターをグラウンドに投げ入れた。ここまではトリー・ハンターと同じ。オルティーズの場合それでも怒りは収まらず、ベンチの電話をバットで叩き壊した。けが人が出なくてよかった。
「冗談じゃねえ、やってられるか!」という怒りが噴き出してモノに当たるのは周囲が迷惑する。
頭にくる、悔しい、ううう……、ぐっと耐え、せいぜい自分の二の腕にかぶりついてググググと歯を立てて我慢する。それでも耐えられずに「ええい、やってられっか!」と感情が沸騰して、自分が身に着けているモノを放り投げたのだから、それで誰かに危害を加えたわけではないのだし、怒りの持って行きどころによってはパフォーマンスとなる。