完封で9勝目の日ハム大谷 オフの筋トレが招いた“打撃不調”
24日現在、打率1割7分5厘、3本塁打、8打点。中軸として出場しながら、得点圏打率は7分4厘だ。中でも目立つのが三振の多さ。最近6試合は23打数3安打、11三振。ほぼ2打席に1度の割合で三振を食らっている。
「首脳陣は大谷の打撃フォームが崩れているとみています。いいときはいつ始動したか分からないくらいバットがスッと出て、なおかつボールを最短距離でとらえる。スイング自体もコンパクトだし、ヒットの延長がホームランというイメージらしい。なのに例えば先週末のソフトバンク戦なんて明らかな大振り。バットも下からすくい上げるように、遠回りして出ているといいます」と、前出のOB氏がこう続ける。
「昨年のシーズン途中から、打球の飛距離が急激に伸びた。試合前のフリー打撃ではあの中田より飛ばしてた。それが今年はさらに飛距離が伸び、広い札幌ドームの外野スタンド上段にポンポン放り込んでいる。筋トレによるパワーアップを実感、中軸を任されていることもあって、ほとんど全打席本塁打を狙うようなスイングになっているんじゃないでしょうか」
オフの筋トレによって投手としては凄みを増しても、打者としては本来のスイングを見失ってしまったというのだ。