東京は8日連続猛暑日…2020年五輪「秋開催」不可能な裏事情

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「時期をずらしたほうがいいんじゃないの」――。2020年東京五輪についてこんな声がわき起こっている。

 東京五輪は7月24日から8月9日まで開催されるが、今年の東京は8日連続で猛暑日が続き、記録を更新。気象予報士などから「20年はもっと暑くなる」という声が高まっている。東京五輪で酷暑が選手を直撃することは間違いない。

 一番いいのは開催時期を秋にすることだが、どうやら変更は不可能らしい。「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に聞いた。

「開催時期はIOCの意向で7月15日~8月31日と決まっているのです。日本は24日スタートを提案して立候補し、招致を勝ち取りました。IOCが夏にこだわるのは、秋にほかのスポーツの世界大会などがあり、時期が重なるのを避けたいという考えから。いまのところ時期を変更するという議論は起きていないし、変更の可能性はかなり低いと思われます」(戦略広報課)

 真夏の五輪は過酷だ。08年の北京五輪の開会式では570人以上の選手が熱中症で倒れた。04年のアテネ五輪の女子マラソンでは暑さのせいで多くの選手が嘔吐。金メダルを取った野口みずきがゴール直後に吐いた映像を覚えている人もいるだろう。

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