ドラ1は3人、進学は11人…「U-18日本代表」の気になる進路
主将の篠原涼(敦賀気比)はキャプテンシーを高く評価され、早大が熱心に誘っていたそうだが、「母子家庭で経済的事情も考慮して、国立の筑波大に進学。教員免許の取得を目標にしているそうです。主に2番として『いぶし銀』の働きをした津田翔希(浦和学院)は東洋大、捕手の郡司裕也(仙台育英)は、同僚の佐藤、平沢がプロを希望する一方、慶大進学を目指している」(前出のスカウト)。
小笠原を除く東海大系列の3人は大学進学予定。
「“本流”の東海大に進学するのは杉崎成輝(東海大相模)。打率、打点でトップに立ち、清宮が欠場した試合で4番を務めた勝俣翔貴(東海大菅生)、大会期間中に膝を故障した豊田寛(東海大相模)は系列の国際武道大へ進学すると聞いている」(前出のスカウト)
前出の佐藤と同様、大会を通じて、プロ志向が強くなった選手もいる。
「勝俣は国際武道大側から3位指名以上なら『プロOK』という確約をもらっているらしいが、本人はさらに『プロに行きたい』との意思が強くなった。左腕の成田翔(秋田商)も夏の大会前からTDKが熱心に声をかけているものの、甲子園、U―18の好投でプロへの思いが強まっていると聞く」(パ球団スカウト)
2年後のW杯でリベンジを誓った清宮は早実に戻っても休む暇はなく、来年のセンバツ出場を左右する秋季大会に12日から臨み、27日からは「わかやま国体」に出場する予定だ。