誤審はね返し ブルージェイズ22年ぶりリーグ優勝決定戦へ
メジャーで唯一、カナダを本拠地とするトロント・ブルージェイズが勝ち上がった。
ア・リーグの地区シリーズ(5回戦制)第5戦は14日(日本時間15日)、ブルージェイズが6-3でレンジャーズを下し、93年以来22年ぶり6回目のリーグ優勝決定戦進出を決めた。
ブルージェイズは明らかな誤審をはね返して接戦を制した。
珍事が起きたのは2-2の同点で迎えた七回表だった。2死三塁の場面でブルージェイズのマーティン捕手の投手への返球が相手打者の秋信守のバットを直撃。ボールが三塁側を転々とする間、三塁走者のオドールが勝ち越しのホームを踏んだ。スコット主審は一度は秋の守備妨害と判定し、得点を認めなかったが、レンジャーズ・バニスター監督が猛抗議。審判団が協議した結果、判定は覆りレ軍の得点が認められた。
これをブルージェイズ側が納得するはずがない。スタンドのブルージェイズファンは審判団に対して激しいブーイングを浴びせ、グラウンドに物が投げ入れられるなど、球場内が騒然とする中、ギボンズ監督が主審に激しい口調でチャレンジを要求。主審がビデオ判定で確認したが、判定は覆らなかった。