貧打巨人が年俸5億円で狙う「メジャーの大砲」5人の名前

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 貧打でV逸した巨人が久々に大物外国人選手の獲得を目指している。ターゲットは「メジャーの大砲」。代理人関係者によると、巨人側の条件は「30本塁打以上を打てる長距離打者」で「年俸は3億~5億円」ほどの選手らしい。最近は年俸1億円以下、マイナークラスの助っ人が多かったから、巨人の本気度がうかがえる。この条件に合致し、所属先からFAになった獲得可能な選手を、メジャー事情に詳しいスポーツライターの友成那智氏にピックアップしてもらった。

■ダルの元女房役

 一番の大物は、マイク・ナポリ内野手(34=右投右打)。今季途中にレッドソックスからレンジャーズに復帰。主に一塁を守ったが、かつてレンジャーズに在籍していた頃は捕手としてダルビッシュとバッテリーを組んでいた。メジャー通算10年間で204本塁打、577打点。08年から6年連続20発以上を放っている文句なしの長距離砲である。加えて「親日家」ともいわれる。今季の年俸は約19億2000万円(1600万ドル)と高額だが、友成氏はこう言った。

「ヤンキースの田中を2年間で8打数5安打、本塁打2、二塁打3とカモにしています。田中は日本では難攻不落のエースでしたから、日本球界への対応を判断する上で重要な指針になります。問題は20億円近い高額年俸ですが、今季は.224、18本塁打、50打点。昨季は左薬指の故障もあって17本塁打と陰りが見え始めているのも事実。ここ2年の成績や年齢的なことを含め、仮にメジャーに残っても破格の年俸は望めない。1年5億円をベースに2年10億円程度を提示すれば、十分移籍の可能性はあるとみています」

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