マリナーズ入り青木は「1番・右翼」 本拠地との相性は?
青木が今季守ったAT&Tパークの左中間(116.4メートル)と比べても狭くなったため、守備範囲と肩の弱さが難点でも無難にこなせるに違いない。
■長打も出やすいセーフコ・フィールド
青木は打撃でも持ち味を発揮しそうだ。今季、同球場での1試合あたりの本塁打数は0.905(30球団中22位)と相変わらず一発が出にくい球場だが、左右に打ち分けるタイプの青木には関係ない。改修によって狭くなったものの、右翼が94.2メートルと極端に狭いAT&Tパークと比べれば外野手の間を抜く確率は高く長打も生まれやすい。
マリナーズは安打製造機のイチローがいながら、01年を最後にポストシーズンから遠ざかっている。毎年、それなりの補強を行いながらも結果に結びついていない。
チームの成績はともかく、青木は過去4年間の平均出塁率3割5分3厘を生かし、核弾頭としてチームを牽引する可能性は高い。