「禁止薬物」垂涎の市場 ロシアン・マフィアが日本を狙う
東京五輪へ向けて、各競技団体が湯水のように金を使い、選手の育成・強化に力を入れている実態は、おそらくマフィアも知っている。選手以上に、メダル取りや入賞のプレッシャーに押しつぶされそうな指導者は格好の獲物だ。
五輪などの国際大会では、選手から採取した検体の保存期間は10年。東京五輪の日本のメダル数が何個であれ、数年後の再検査で陽性反応が出たら、「クリーン」で知られる日本のイメージと信頼は一気に吹っ飛び、薬物に手を出した当人たちには悲劇が訪れる。