早い時間帯の試合もなんの 錦織は全仏で“苦手の朝”克服
テニス界には、早い時間帯の試合を嫌うトッププレーヤーが比較的、多いという。おそらく朝から体調をベストにもっていくのが苦手なのだろう。
全仏オープンを戦っている錦織圭(26)もそのクチ。テニス関係者によれば「そうヒドくはないようですが、低血圧だと聞いている。朝方は普段、ボーッとしてるし、機嫌も良くない」そうだ。
それでも今大会、フルセットの激闘を強いられ勝利した3回戦ベルダスコ(32=スペイン)戦まで、朝からの準備を強いられる第1試合と第2試合ばかりなのは、テレビ局の事情だという。
「パリは日本より7時間遅れ。午前11時開始の第1試合だと、日本の午後6時に始まります。それで錦織の試合をできればゴールデンタイムに放送したいテレビ局の意向や都合が反映されているのですよ。第1試合なら試合開始時間は確実に分かるし、第2試合でもある程度は読めますからね」(前出の関係者)
テレビ局の都合に振り回される錦織はたまったものではないが、例えば現地時間午前11時開始だった2回戦のクズネツォフ(25=ロシア)戦は6-3、6-3、6-3のストレート勝ち。1セットも許さない圧勝だった。