交流戦V争い? 失策ワースト巨vs西で守乱続出の体たらく
試合後、現役時代に内野の名手で知られた西武の田辺監督はご立腹だったが、巨人の方だって笑ってはいられない。
5点をもらった二回以降は高橋光に手玉に取られ、七回に1点を追加するのがやっと。伸びのある直球とキレのいいスライダー、フォークに翻弄され、7イニングで7三振を奪われた。8番・一塁でスタメン出場した脇谷が失策などのミスを犯し、楽勝ムードの試合が最終的には2点差のヒヤヒヤ勝利。試合終盤に失点を重ねた山口、マシソンのリリーフ陣も不安が残った。
試合後の高橋監督は、「いい形で攻撃はできていた。打つ人が打ち、つなぐ人がつなぎ、それぞれが役割を果たしてくれた」と12試合ぶりの2ケタ安打となる12安打を放った打線に目を向けたものの、西武と同様にこちらも開幕から守備の乱れが問題視されている。
西武はここまでリーグワーストとなる49失策。巨人の38失策もセのワーストだ。およそプロとは思えない凡ミスを繰り返し、それが一向に修正されない両球団が交流戦の首位を争っているのだから、しらけるばかりである。