将来の選出確実の裏で イチロー米野球殿堂へ足りないもの
数々の偉業は殿堂入りに値するとはいえ、かつての安打製造機に唯一、足りないのは、チームへの貢献度だ。リーグ優勝、ワールドシリーズ制覇の貢献度も選考条件の一つとされる。マリナーズ時代からリーグ優勝、ワールドシリーズとは無縁のイチローにとって殿堂入りの障害になりかねない。
今回の候補である歴代最多762本塁打のバリー・ボンズ、通算354勝のロジャー・クレメンスの2人は、ドーピング疑惑の影響から、殿堂入り資格は賛否が分かれている。同様に、イチローも優勝経験がないことを問題視される可能性はある。
イチローが殿堂入りを確実にするには、マーリンズで優勝メンバーになるしかない。