スローガンの経緯も 早実主将・清宮“ラストイヤー”の決意
「自分たちは寮がなく、地方出身の一人暮らしの子もいる。入学した頃から、食事面からフィジカルに対する意識を変えたいと思っていた。ウエートの後にプロテインを飲んだり、練習の合間におにぎりで補食をとるようにしています。たくさん食べられない場合は分けて食べたり。お腹がすいていない状況で動くことを意識している。お腹がすいたまま運動すると、エネルギーを補うために筋肉量が減ってしまうんです。自分自身、打撃練習では昨年よりも確実に飛距離は伸びていると思う。まだまだ途中段階ですけど、みんなの意識もすごく高くなっている。秋はスローガンを掲げてやってきたことが結果に結びついたのかなと思うし、この冬やってきたことも間違ってはいない。自分たちは決して強いわけではないけど、臆することなく全力を出し切れば勝てると思う。センバツでは結果でそのことを証明したい」
そして最後に清宮が言う。
「小さい頃からずっと楽しみにしていた大好きな高校野球をやるのも今年が最後。負けたり悔しい思いをたくさんしてきたし、高校野球を終えるにあたり、悔いなく、やり残したことがないといえる1年にしたい。甲子園に出て優勝するため、自分の力を最大限に発揮してプレーでも声でもチームを引っ張ります」