WBCで6番起用どころか…ハム中田“スタメン落ち”の正念場
■プレミア12と同じ「6番」で起用か
これまで4番を誰にするかは言葉を濁してきた指揮官は、合宿初日に直接筒香に伝えたという。中田は侍の4番にはこだわりを持っていなかったし、各球団のキャンプ視察で中田の状態を把握したことで合宿前から「4番筒香」と決めていたようだ。
「小久保監督は筒香の後の打者をポイントゲッターとして重視。5番には内川(ソフトバンク)を置き、中田は15年プレミア12と同じ6番で起用する可能性がある。内川は09年、13年にWBC出場、通算で打率・341、2本塁打の成績を残し、右打ちなども器用にこなせて確実性がある。中田がプレミア12で打率・429、3本塁打、15打点と大活躍したのは、下位でのんびり打てたこともある。とはいえ、本番までの実戦は5試合と少なく、短期決戦では状態の悪い選手を起用し続ける余裕はない。中田の調子が上がらないようなら、6番どころかスタメン落ちの可能性も出てくると思う」(球界OB)
稲葉コーチから「4番を外されて気楽に打てると思うが、悔しい思いも持ってもらいたい」と発破をかけられた中田だが、ソフトバンクとの練習試合でも3打数無安打だった。合宿早々、ピンチを迎えている。