平昌V最有力 小平を追う海外強豪“1000分の1ミリ差”の戦い
■強豪国が力を入れる「刃」の改良
スピードスケーターは毎年のように刃の改良を図っており、選手によってはシーズン中でも、氷面と刃の接触部分を1000分の1ミリ単位で削るなどの調節を繰り返している。強豪のオランダ、カナダなど海外では、実戦を通じて刃を調整する選手が大半だ。ましてや、今季は五輪のプレシーズンだけに、シューズの完成に時間を費やすのは当然のこと。海外勢は過去にも、シューズのルールが変更されるたびに、五輪本番でピークに達するように調整してきた。
小平は今季の滑りについて「まだ伸ばせる部分はあると思う」と話している。平昌で表彰台に上がるには、技術的なことはもちろん、刃の更なる改良も必要だ。