不振のドジャース前田 ついにローテ落ちで中継ぎ降格
メジャー2年目右腕が、ついに先発失格の烙印を押された。ドジャース・前田健太(29)が先発ローテーションから外れて中継ぎ降格を告げられたのだ。
7日のナショナルズ戦を前に会見したデーブ・ロバーツ監督は不甲斐ない投球が続く前田について「ケンタ(前田)にはしばらくの間、救援役をやってもらう。先発投手の後を背負う役割を考えている」とロングリリーフに回すと説明した。
今季の前田は2年目のジンクスにはまったか、ここまで10戦で4勝3敗、防御率5.16。3敗目を喫した4日のブルワーズ戦では4回でKOされるなど、直近の3試合で計13イニングしか投げておらず、この間13安打10四死球で8失点と絶不調だった。
前田はドジャースでは貴重な先発右腕とはいえ、チームにはスターターが豊富。マイナーにも20歳の左腕ウリアスら有望な若手投手が控えている。
指揮官は「ケンタは調子を取り戻す必要があり、一時的な措置」と話したが、層の厚い先発陣に故障者が出ない限り、前田に再びチャンスが巡ってくることはなさそうだ。