進学でもプロでもない 早実清宮の進路に“第3の選択肢”

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 代理人事務所の関係者はこう言う。

「メジャーの複数球団が近い将来の清宮獲得に向けた準備を進めているようです。メジャーで成功するためには若いうちに挑戦するに越したことはない。野球に加え、異国の環境に適応することが大事であり、通訳を介さずともコミュニケーションを図れるくらいまで語学を学べたらなおよい。清宮は小学校の頃から英語を学ぶなど、英語に慣れ親しんできた。心配はないでしょう」

■早大進学が無駄になる可能性

 一方で、早実の生徒にとって既定路線である早大進学については、こんな話がある。

「早大は今春、3季連続で優勝を逃した。来年に向けて今夏の甲子園に出場する強豪校の投手、捕手のバッテリーコンビの入学がすでに内定しているとの話もある。スポーツ推薦枠が最大4人しかない早大としては異例のこと。清宮が入学しても、弱くて勝てないチームなら4年間はむしろ無駄になりかねません。清宮にとってモチベーションを維持できるよう、刺激がある環境をつくろうと、いわゆる『清宮シフト』を敷いているともっぱらです。それに、20年東京五輪にアマから出てほしいと願うアマチュア野球関係者は多く、それも早大進学の後押しになるとみられています」(マスコミ関係者)

 話題性十分の清宮だから、むろんプロもまだまだ諦めてはいない。甲子園に届かなかったことで今後、清宮の進路を巡る綱引きはますます激しさを増しそうだ。

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