ドラ1候補は広陵・中村のみ 甲子園“金の卵”のスカウト評
横浜・増田、花咲徳栄・西川、明徳義塾・西浦の野手3人は3位候補
横浜(神奈川)の増田珠外野手(右投右打)も評価されている。ヤクルトの斉藤スカウトがこう言う。
「選球眼が良く、反対方向にも強い打球が打てる。外角球を意識しながら、内角の球に対しては体をクルッと回転させて左方向に長打を打てる技術もあります。ボールを長く見られるので三振が少なく、率を残せる。神奈川大会の5本塁打で長距離砲のイメージがあるかもしれませんが、本来は中距離打者。将来的には3割、20本塁打をコンスタントに打てる。巨人の長野タイプです」
ただ、在阪球団のスカウトによれば「増田は守備と走塁が外野手としては並。肩に関して言えば、平均以下かもしれません。とにかく打ってナンボの選手。明るく前向きな性格はプラスなので、3位で指名する球団があるかもしれない」とか。
同じく外野手では、「花咲徳栄(埼玉)の西川愛也(右投左打)と明徳義塾(高知)の西浦颯大(右投左打)もドラフト候補。西川は俊足で打撃もいいが、肩の故障がマイナス。西浦は俊足で強肩だが、バッティングが非力。ともに3位指名くらいの評価」(前出の在阪球団スカウト)だそうだ。