野茂氏も候補止まり 松井秀喜氏の殿堂入りに得票率の壁
ヤンキースなどで通算175本塁打をマークした松井秀喜氏(43=現ヤ軍GM特別アドバイザー)が2018年の米野球殿堂入りの候補に名を連ねた。日本人では野茂英雄氏(49=ドジャース他)が14年に候補となって以来、2人目。日本人野手では初めてノミネートされた。
現役時代はオールスターに2度選出され、09年ワールドシリーズではMVPを受賞。ヤンキースの世界一に貢献した。
殿堂入りにはノミネートされた翌年以降、全米野球記者協会の記者投票で75%以上の得票が必要となる。5%以上の得票で最長10年間候補に残るが、5%に満たなければ資格を失う。野茂氏は最初の投票で1.1%しか得られず、資格がなくなった。
勝負強い打撃でニューヨークのファンを沸かせた松井氏はどれだけの得票を得るのか。
「チームを世界一に導いたワールドシリーズでの活躍、ニューヨークメディアの記者が多いことから、10%程度の得票は見込めるのではないか。来年以降も有資格者として残る可能性はあるが、実績が乏しいだけに松井のバットがクーパーズタウン(野球殿堂)に飾られることはないと思う」(スポーツライター・友成那智氏)
野茂氏同様、候補止まりか。