13人中6人が…男子マラソン“MGC切符”なら「東京」が近道
4日のびわ湖毎日マラソンは、初マラソンの中村匠吾(25)が2時間10分51秒で日本勢最高の7位でゴール。20年東京五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権をギリギリ手にした。
今季の男子MGCシリーズ(北海道、福岡国際、別府大分、東京、びわ湖毎日)は、今大会で終了。全5レースで13人が19年9月以降に開催予定のMGC切符を獲得したのだが、そのうち6人は東京マラソンを走った選手。16年ぶりに日本新記録を出した設楽悠太(26=2時間6分11秒)はもちろん、6人全員が記録の上位7人までに入っている。2時間7分19秒で福岡国際3位(日本人1位)の大迫傑(26)でさえ、東京組の井上大仁(25=2時間6分54秒)に劣っている。
東京マラソンは16年までは、レース終盤に急坂やアップダウン、風のある臨海部を走っていた。昨年から東京駅前がゴールという高速コースに「衣替え」すると、招待選手の元世界記録保持者キプサング(35)が2時間3分58秒の日本国内最高記録で優勝(今回は途中棄権)。