一門連合稽古を欠席 横綱・稀勢の里に「休め」の大合唱
■負けが込んで途中休場は“横綱病”
昨年1月場所で悲願の賜杯を抱き、横綱に昇進。翌3月場所で連続優勝を果たすも、左腕と左胸を負傷した。その後は中途半端な状態で出場し続け、もっか5場所連続休場(昨年9月場所は全休)という体たらくだ。
稀勢の里は「2場所連続優勝」という基準を満たさずに昇進したという負い目があるだけに、「休場は示しがつかない」と思っているのだろう。
しかし、その結果、途中休場の繰り返しでは本末転倒。評論家の中澤潔氏も以前、本紙に「横綱は自身の状態を見極めるのも大事。『これでは横綱としての相撲を見せられない』と思ったなら、初日から休場すればいい。それが横綱の権利。負け越しそうになったら途中休場というのは、ただの『横綱病』です」と話している。
見切り発車で途中休場はもう勘弁だ。