シンパは3人のみ…貴乃花親方「告発状」提出の真相と勝算

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 現在も貴乃花親方を支持しているのは結局、かねての「盟友」ともいうべき小林慶彦元顧問、神山敏夫監事、宗像紀夫元外部理事の3人だけということになる。

「裏金顧問」こと小林元顧問は代理店関係者からの裏金500万円をカバンに入れた人物。現在、地位確認の訴えを起こして協会と係争中だが裁判の過程で業者から8000万円の裏金をもらった疑惑も新たに浮上している。

 この裁判で小林元顧問側の証人として法廷に立つ予定だったのが神山監事。小林元顧問が裏金をカバンにしまった一件を、返したから問題ないと結論付けたのが当時の危機管理委員会委員長でもある宗像元理事だ。「わたしは中立の立場」と言いながら、テレビで盛んに貴乃花親方を擁護したのは記憶に新しい。

 貴乃花親方は案の定というか、この日、エディオンアリーナ大阪に姿を見せなかった。役員待遇委員のため、本来なら会場内の役員室に常駐義務があるが、顔を出さなかったという。協会側は貴乃花親方の告発に対し、「いつ(内閣府が)話を聞きにこようが、しっかりとやっている。問題ない。公明正大にやっています」(八角理事長)と自信をもっている。告発の行方はすでに見えているのではないか――。

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