パワハラ騒動の余波 レスリング伊調馨に海外修行プラン

公開日: 更新日:

 告発状の作成に直接的には関わっていないにせよ、結果的にかつての恩師を裏切る形となり、レスリング界はもとより、世間から好奇の目で見られるのは必至。練習拠点をカナダに移せば、肩身の狭い思いはせずに済むはずだ。

 伊調は2連覇を果たした北京五輪後にも、約半年間、カナダ・カルガリーに留学した経験を持つ。当時は地元の大学レスリング部で練習する傍ら、語学学校にも通い、日常会話程度の英語力を身に付けた。伊調には引退後のセカンドキャリアに備えるつもりもあるようだ。親しい関係者に「もう一度、英語の勉強をやり直したい」と話しているという。

 海外に練習拠点を置いても、世界選手権や五輪の選考会である6月の全日本選抜選手権、12月の全日本選手権への出場は可能だ。伊調は五輪4連覇の実績から女子強化委員会の推薦で出場する可能性がある。仮に推薦されなくても、社会人選手権などの下部大会を勝ち抜けば、全日本選手権などの出場権を得られる。

 来年の世界選手権に向けて全日本選手権から復帰するとすれば、暮れに凱旋帰国か。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出